レジャー費用はどれくらい?平均額と計画的に貯蓄する方法を紹介
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「GWは海外旅行に行きたい」「夏休みは家族でキャンプがしたい」など、長期休暇にレジャーを楽しみたい人は多いでしょう。家族構成や日数、内容などによって異なりますが、レジャー費用はまとまったお金が必要になる場合があります。
この記事では、レジャー費用の平均額や計画的に貯蓄する方法、節約するポイントなどを紹介します。レジャー費用が足りなくて悩んでいる方や、無理なくレジャー費用を準備したい方はぜひ参考にしてください。
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レジャー費用の平均額は?
旅行やテーマパーク、映画鑑賞など、レジャーの内容は様々です。また、まとまった費用がかかるものもあれば、ほとんど無料で楽しめるものもあります。まずは、レジャー費用の平均額を紹介します。
主な余暇活動にかかる平均費用
「レジャー白書2024」によると、主な余暇活動にかかる1人あたりの年間平均費用は以下の通りです。
余暇活動種目 | 年間平均活動回数 | 年間平均費用 |
海外旅行 | 2.9回 | 35万8,200円 |
国内観光旅行 | 4.1回 | 13万3,300円 |
オートキャンプ | 8.2回 | 6万6,700円 |
帰省旅行 | 4.1回 | 6万5,500円 |
外食(日常的なものは除く) | 18.0回 | 6万700円 |
登山 | 6.7回 | 3万5,700円 |
遊園地、テーマパーク | 3.0回 | 3万5,400円 |
ピクニック、ハイキング、野外散歩 | 12.8回 | 1万9,700円 |
バーベキュー | 3.3回 | 1万9,200円 |
複合ショッピングセンター、アウトレットモール | 9.4回 | 1万6,600円 |
読書(仕事、勉強などを除く娯楽としてのもの) | 52.6回 | 1万5,500円 |
温泉施設(健康ランド、クアハウス、スーパー銭湯等) | 8.6回 | 1万3,700円 |
動物園、植物園、水族館、博物館 | 3.6回 | 1万2,400円 |
映画(テレビは除く) | 11.4回 | 7,600円 |
レジャーの中でも、海外旅行や国内旅行(帰省を含む)は比較的まとまった費用がかかることがわかります。
上記のデータで単純計算すると、海外旅行費用は1回あたり約12万円です。家族4人であれば、1回の海外旅行で50万円程度かかることになります。国内観光旅行は1回あたり約3.2万円のため、家族4人分の費用は13万円程度です。
旅行以外では、オートキャンプや外食などの費用が高めです。一方で、読書や映画のように、1回あたりの費用は比較的安い余暇活動もあります。
あくまでも平均的な金額であり、実際にかかる費用は個人の好みやライフスタイルなどによって異なる点にご留意ください。
計画的にレジャー費用を貯める方法
海外旅行や国内旅行のように、まとまったお金がかかるレジャー費用をすぐに用意できる人は少ないのではないでしょうか。次に、計画的にレジャー費用を貯める方法についてみていきましょう。
早めにレジャー計画を立てる
まずは、早めにレジャーの計画を立てましょう。計画を立てる目的は、レジャーの実施時期と予算を決めることです。
例えば、「2年後に家族3人でハワイ旅行に行く。予算は100万円とする。」といった具合です。時期と予算が決まれば、利用する旅行会社やツアー、宿泊先といった具体的な内容を決めやすくなるでしょう。また、いつまでにいくら用意すればよいかが明確になるため、余裕をもって必要資金を準備することができます。
なお、ライフプラン表を作るのもおすすめです。レジャーを含め、マイホーム購入や子どもの進学、定年退職といったライフイベントとその必要資金を表にまとめることで、夢や目標、理想の生活を実現しやすくなります。詳しくは、以下の関連記事をご確認ください。
関連記事:ライフプランのシミュレーション方法を解説。将来必要なお金を「見える化」しよう
レジャー費用専用の積み立てを行う
実施時期と予算がきまったら、レジャー費用専用の積み立てを行いましょう。具体的には、銀行の自動積立定期預金などを活用し、毎月の収入から一定額を貯蓄用の口座に振り替えます。毎月の積み立て額は、以下の計算式で決めるとよいでしょう。
毎月の積み立て額=必要資金÷実施までの月数
例えば、2年間(24ヵ月)で100万円を準備する場合、毎月の積み立て額は約4万2,000円です。年2回ボーナスから10万円を貯蓄に回せるなら、毎月の積み立て額は2万5,000円に抑えられます。
レジャーの具体的な計画がなくても、日頃から積み立てをしておけば、思い立ったときにすぐに出かけることができるでしょう。
関連記事:貯金の仕方にはコツがある!無理なく上手に貯める方法を紹介
レジャー費用を節約するポイント
「あまりお金をかけずにレジャーを楽しみたい」という人もいるでしょう。ここでは、レジャー費用を節約するポイントを紹介します。
できるだけ早く予約する
旅行の場合、ホテル・旅館の宿泊や航空券、ツアーには、早期の予約で料金が割引されるサービス(いわゆる早割)を受けられることがあります。また、遊園地やテーマパーク、美術館などの施設では、当日券より前売り券の料金を安く設定している場合もあります。
レジャーの内容によって異なりますが、早割を受けられる場合は、できるだけ早く予約することを意識しましょう。
土日や大型連休を避ける
レジャーによっては、土日や大型連休を避けることで費用を節約できることがあります。
海外旅行や国内旅行のツアー料金は、年末年始やGWなどの大型連休より平日のほうが安く設定されているのが一般的です。また、ホテルや映画館などの施設においても、土日より平日の料金が安い傾向にあります。
自身や家族の仕事・学校の状況によっては難しいかもしれませんが、可能であれば、土日や大型連休を避けて平日にレジャーを楽しみましょう。
レジャーに出かける回数を減らす
レジャー費用の負担が重いと感じているなら、ストレスにならない程度に回数を少し減らすのも有効です。特に旅行のような1回にまとまった費用がかかるレジャーは、回数を減らすだけで大きな節約効果が期待できます。
お金をかけずに楽しむ方法を検討する
それほどお金をかけなくても、レジャーを楽しむことは可能です。
例えば、お弁当を作って家族や友人たちと公園でピクニックをするのはいかがでしょうか。比較的料金が安い、自治体の施設でスポーツをするのもよいでしょう。読書が好きなら、図書館を利用すれば好きな本を無料で借りることができます。
「レジャーはお金がかかる」という思い込みを手放し、お金をかけずに楽しむ方法を考えてみましょう。
関連記事:お金を使わない方法は?節約して浮いたお金で貯金と投資を始めよう
レジャー費用を準備する際の注意点
お金の心配をせずにレジャーを楽しむには、避けたほうがよいことがあります。レジャー費用を準備する際は、以下の点に注意しましょう。
無理な節約はしない
レジャー費用を捻出するために無理な節約をすると、日々の生活で大きなストレスを抱えることになります。そのストレスを解消するためにレジャーで散財することを繰り返してしまうと、教育費や老後資金など、将来必要なお金を貯めることができません。
まずは家計を適切に管理し、レジャーにいくら使えるか予算を決めましょう。その予算の枠内で、どのように楽しむかを工夫することが大切です。
関連記事:新社会人が身につけるべき家計管理の方法は?無理なく貯蓄するコツも紹介
ボーナスを無計画に使わない
レジャー費用は不定期でかかるため、ボーナスから捻出する人もいるでしょう。しかし、ボーナスを無計画に使うと、当初の予算をオーバーしてしまったり、不要なものまで買ってしまったりすることにつながります。
将来に備えるために貯蓄も確保するなど、ボーナスは計画的に使うことを心掛けましょう。
安易にローンを利用しない
レジャー費用が足りないと、ついカードローンなどを利用してしまうかもしれません。レジャーを楽しむことは人生を豊かにしてくれますが、ローン返済が負担となり、思うように貯蓄できなくなる可能性があります。
レジャーは、余裕資金の範囲で楽しむのが基本です。どうしてもローンを利用する必要がある場合は、無理なく返済できる金額に留めましょう。
将来のレジャー費用を貯めるなら資産運用も視野に入れる
10年後の海外旅行、老後の趣味など、将来のレジャー費用を貯める場合は、貯蓄の一部を投資にまわすのも選択肢です。投資信託などで運用することで、預貯金よりも高いリターンが期待できます。
投資アプリ「トラノコ」なら、毎月の積み立てはもちろん、買い物のおつりやポイント、マイルで投資ができるサービスもあります。投資を日々の生活の一部として楽しめる機能がそろっているため、初心者の方でも無理なく続けられるでしょう。
まとめ
レジャー費用の1人あたりの年間平均費用は、旅行が10万円以上、キャンプや登山、遊園地などは3~7万円程度でした。レジャー費用を無理なく準備するには、早めに時期と予算を決めて、積み立てでコツコツ貯めていく方法がおすすめです。
ただし、レジャーにかけられるお金には個人差があります。また、レジャーには様々な内容があり、中にはお金をかけずに楽しめるものもあります。家計の状況に合わせて、余裕資金の範囲で無理なく楽しむことを心掛けましょう。