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投資を始めるために勉強は必要??初心者におすすめの方法を6つ紹介

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「投資を始めたいけど、どうやって勉強したらいいかわからない」という人は多いでしょう。

将来に向けて着実に資産を増やすには、基本的な知識を身につけ、自分に合った方法で投資に取り組む必要があります。今回は初心者の方向けに、投資の勉強のやり方やおすすめの勉強方法、注意点を紹介します。

初心者が投資の勉強をするときの流れ

始めて投資の勉強をするときは、次の流れで進めるのがおすすめです。

① 投資をする目的を明確にする
② 投資の基礎知識を習得する
③ 興味のある投資方法に絞って勉強する
④ 少額で投資を試してみる

各項目について詳しく見ていきましょう。

①投資をする目的を明確にする

まずは、勉強の目的を明確にすることから始めましょう。「老後に向けてまとまった資産を作りたい」「マイホーム購入の頭金を貯めたい」など、投資を始める理由や目標がはっきりすると意欲的に学ぶことができます。

「自分はなぜ投資に興味があるのか」をあらためて考えてみることが大切です。

②投資の基礎知識を習得する

勉強の目的がはっきりしたら、幅広く投資の基礎知識を習得することを目指します。知っておきたい基礎知識の具体例は以下の通りです。

  • 貯蓄と投資の違い
  • 投資の必要性
  • リスクとリターン
  • 金融商品の種類
  • 長期・分散・積立投資
  • 税金

たとえば、貯蓄は銀行預金などで確実にお金を貯めること、投資は株式などでお金を大きく増やすことです。どちらが良いというわけではなく、うまく使い分ける必要があります。

また、一般的にリスクは「危険」という意味で使われますが、投資では「リターンが不確実であること」を意味します。

このような基礎知識を習得しておけば、自分に合った金融商品を選択しやすくなるため、自信を持って投資に取り組めるでしょう。

③興味のある投資方法に絞って勉強する

基礎知識が身についてくると、投資したい金融商品がいくつか出てくるかもしれません。その場合は、興味のある金融商品についてさらに詳しく調べます。勉強するときは、次のような項目について確認しておくといいでしょう。

  • 金融商品の特徴
  • 投資する商品の選び方
  • リスクと期待リターン
  • 最低投資金額
  • 手数料
  • 取引方法(口座開設、売買の仕方など)

個人が投資できる代表的な金融商品として、「株式」「投資信託」「債券」「不動産」の4つが挙げられます。興味のある投資先がまだ見つからない場合は、これら4つについて調べてみましょう。

④少額で投資を試してみる

基礎知識を習得し、興味のある金融商品が出てきたら、少額から投資を試してみましょう。勉強は大事ですが、実際に取引してみて初めて分かることもあります。「こういうことだったのか」と、勉強した内容の理解が深まる効果も期待できるでしょう。

最低投資金額の目安は、株式投資が数万円程度、投資信託が数百円程度です(金融機関や銘柄によって異なる)。金融機関によっては、ポイントを活用して元手ゼロで投資することも可能です。

あとは学び(②③)と実践(④)を繰り返し、自分に合った投資方法が見つかったら少しずつ投資金額を増やしていくといいでしょう。

トラノコナビ

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初心者におすすめの投資の勉強方法6選

ここでは、投資初心者の方におすすめの勉強方法を6つ紹介します。それぞれ費用やメリット・デメリットが異なるので、自分に向いていると思える方法で取り組んでみましょう。

本や雑誌を読む

投資に関する本や雑誌を読んで知識を習得していく方法です。通勤時間や夜、休日などを使って自分のペースで勉強を進められます。1冊1,000~2,000円程度で購入でき、比較的費用も抑えられるのもメリットです。

どんな本がよいかわからない場合は『ながら投資生活』がおすすめです。

ながら投資

投資についてマンガでわかりやすく説明されており、投資の知識・経験がない方でも「無理なく楽しいお金の育て方」を学べます。トラノコで使える4,000円分の投資資金(トラノコポイント)がもらえる読者特典も用意されています。(※特典の利用は新規登録時のみ有効。すでにトラノコのお申し込みをされている場合は利用できません。)

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インターネットで検索する

インターネット検索を利用すれば、投資に関する情報を無料で入手できます。

たとえば、金融庁や日本証券業協会、投資信託協会などのサイトでは、資産形成の基本や必要性などが掲載されています。銀行や証券会社、運用会社などの金融機関も積極的に情報発信を行っています。

インターネット検索は費用がかからず、スキマ時間を活用して気軽に学べるのがメリットです。ただし、現在はブログやSNSなどで誰でも気軽に発信できるため、情報の発信元や信頼性を確認したうえで活用することが大切です。

なお、投資サービスの中には無料で投資教育コンテンツを提供しているものがあります。トラノコでは、投資対象ファンドの変動要因を毎週解説する「ウィークリー解説」、資産形成にまつわる知識を楽しく学べる「トラノコクイズ」を提供しています。

※上記の機能はトラノコの口座をお持ちの方がご利用いただけます。

動画で学ぶ

最近では、専門家や個人投資家がYouTube動画で投資に関する情報発信を行っています。基本的に無料で視聴でき、初心者向けの内容が多いのが特徴です。本や記事を読むより、誰かに解説してもらうほうが理解しやすい場合は動画が向いているでしょう。

YouTubeは誰でも発信できるため、情報の信頼性や正確性には注意が必要です。

資格取得を目指す

投資に関連する資格取得を目指す方法もあります。

たとえば、「ファイナンシャルプランナー」であれば、投資を含めてお金に関する幅広い知識を習得できます。自身の投資に活かせるのはもちろん、キャリアアップにつながる可能性もあります。

ただし、教材費や受験料などでまとまった費用がかかる場合があります。

投資セミナーに参加する

金融機関などが主催する投資セミナーに参加する方法です。オンラインで参加できるものもあり、参加費は無料であることが多いです。

講師から直接説明してもらえるので、投資初心者の方でも理解しやすいでしょう。わからないことがあれば、講師に直接質問できるのもメリットです。

ただし、無料セミナーは特定の商品・サービスの宣伝や勧誘のケースもあるため、主催者の信用性などを確認したうえで参加しましょう。

投資スクールで学ぶ

投資スクールの講座に通って、講師から投資について学ぶ方法です。カリキュラムが決められており、投資の基礎知識から投資方法まで体系的に学ぶことができます。スクールによっては通学だけでなく、オンライン受講も可能です。

初心者でも基礎知識を習得しやすい反面、授業料が比較的高いのがデメリットです。数十万円程度の授業料がかかることもあるので、授業料に見合うだけの価値があるかを見極める必要があるでしょう。

 

投資の勉強をするときの注意点

しっかりと知識を習得して着実に資産を増やすためにも、投資の勉強をするときは次のことを意識しましょう。

知識や経験に合わせて教材を選ぶ

投資関連の教材は、初心者から上級者向けまで様々なレベルのものがあります。自分の知識・経験に対して難しすぎる教材を選ぶと、理解できずに挫折してしまうかもしれません。初めて投資の勉強をするなら、投資の基本を学べる初心者向けの教材を選びましょう。

情報を鵜呑みにしない

最近では、インターネットを通じて誰でも投資に関する情報を発信できるようになりました。有益な情報がある一方で、真偽不明な情報や発信者独自の考えなども多数発信されています。

著名人が発信する情報が常に正しいとは限りません。また著名人や有名人の名を謳った投資詐欺も増えていますので、情報をすべて鵜呑みにせず、発信元や情報の信頼性を確認することを心掛けましょう。

高額の教材に注意する

投資関連の教材の中には、費用が高額なものもあります。お金を多く出したからといって、有益な情報を得られるとは限りません。特に「必ず儲かる」と説明があるものは、詐欺の可能性があるので要注意です。

まとめ

投資の勉強を始めるときは、最初にその目的を明確にすることが大切です。目的がはっきりしたら、幅広く投資の基礎知識を習得することを目指しましょう。

初めて投資の勉強をするときは、まずは比較的安価で購入できる本・雑誌、無料で情報収集できるインターネット検索から始めてみてはいかがでしょうか。

 

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