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賢いお金の使い方は?将来のために自分への投資や資産形成に使おう

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※この記事は2022年2月18日時点の内容となります。最新のNISAに関してはこちらの記事をご参照ください。

将来のために本気で資産を作りたいと考えている人は多いはずです。十分な資産を築くには、お金の無駄遣いをしないだけでなく、お金をどう使うかにも工夫が求められます。お金の賢い使い方や投資の重要性、資産形成の方法などを解説します。

お金の賢い使い方とは?

賢いお金の使い方と聞いて、具体的に何を連想するでしょうか? お金の無駄遣いを防ぐのはもちろんですが、本当に必要な物事を見極めてお金を使う対象を厳選する必要があります。一方で、将来のために自分自身に投資するのも賢いお金の使い方です。

資格やスキルの取得に使う「自己投資」

自己投資とは、資格や新しい知識・スキルなどの取得のためにお金を使うことです。自分自身を成長させることにより、将来的なリターンを増やすための施策と定義できます。

将来的に十分な収入を得るためには、自己成長が欠かせません。自分を成長させるためにお金と時間を使うことは、手元のお金を節約すること以上に重要です。

ただし、全ての自己投資が身になるとは限りません。中にはお金を投資したものの、結局は役に立たなかったという経験をしたことのある人もいるでしょう。

しかし、自己投資に多少の失敗はつきものです。試行錯誤を繰り返し、自分の強みや特性を磨ける対象にお金を使えるようになれば問題ありません。ある程度の失敗も含めて自分に投資し続けることが、賢いお金の使い方といえるでしょう。

将来に向けた「投資」

お金をどう使うべきか考える際には、単純な『消費』と、リターンを得られる『投資』との違いを理解することが極めて重要です。

消費とは、お酒を飲みに行ったり、ゲームソフトを購入したりするなど、その時点での欲求を満たすためにお金を使う行為全般を指します。

一方、投資は将来的なリターンを得るためにお金を使うことです。例えば、株式や国債、投資信託などの金融商品の購入や、資格やスキルの取得などが挙げられます。いずれも、将来的に一定のリターンが期待できるので、投資に分類できるでしょう。

賢いお金の使い方とは、価値の高まりが予想されるものに投資することといえます。いかに消費を減らして投資を増やすかが、将来の生活の安定に欠かせない要素なのです。

お金の使い方はどう決める?

『消費』と『投資』の違いを理解したところで、賢いお金の使い方をさらに掘り下げて考えてみましょう。重要なのは、できるだけ消費を減らし、リターンが得られる投資を増やすことです。そのためには以下のポイントを意識する必要があります。

本当に価値のあるものを考える

できるだけ消費を減らすには、自分にとって本当に価値のあるものを明確にする必要があります。

お金の無駄遣いはよくないと思っていても、つい余計なものを購入してしまうこともあるかもしれません。その場合、自分にとって価値あるものを長期的な視点で考えられていない可能性が高いでしょう。

自分は将来どういう生活を送りたいのか、何がしたいのかを考え、それを基準に本当に必要なものとそうでないものを判断しましょう。長期的な視点で考えれば、自ずと不要なものが分かってくるはずです。

ライフプランから逆算する

どうしてもお金を計画的に使えない人は、ライフプランから必要なものを逆算するのが有効です。将来から逆算して、お金を使うべきものを明確にしておけば、そのためにお金を残したり、余計なものを購入せずに済むようになるでしょう。

特に衝動買いによって余計な出費を増やしてしまうような人は、将来必要な分のお金を確実に残しておくように工夫する必要があります。

例えば、給与が入った時点で一定金額を別の銀行口座に移すようにしておけば、残ったお金で生活する習慣がつくはずです。

無理をしない

人によっては、よい生活をしているように他人に見せるためや、見栄のためにお金を使ってしまうケースが少なくありません。

見栄のために無理をしてお金を使うようになると、自分の収入以上に消費してしまったり、余計なものまで購入してしまったりする可能性が高まるでしょう。

一時的に承認欲求は満たされるかもしれません。しかし将来本当に必要になった物事に対して、お金を使う余裕がなくなってしまう可能性があります。お金を使う際には、見栄を捨てて、本当に自分にとって必要なものか見極めるようにしましょう。

お金の使い方がうまい人の特徴


お金の使い方がうまい人にはどのような特徴があるのでしょうか。日常的に無駄遣いをしてしまったり、必要なときにお金がなかったりする人は、お金の使い方がうまい人の特徴を理解して、それを真似することをおすすめします。

あらかじめ予算を決めている

お金の使い方がうまい人は、毎月(あるいは毎週)の支出の枠を決めているケースが多いようです。あらかじめ予算を決めておき、その範囲内で生活するようにすれば、結果的に余計な出費をせずに済むようになります。

日頃お金を使い過ぎてしまう人は、常に予算を頭に入れて、それを基準に生活してみましょう。絶対に予算をオーバーしないように心がければ、自分にとって必要不可欠なもの以外は購入を控えるようになるはずです。

支出をきちんと管理している

毎日の支出をきちんと管理しているのも、お金の使い方がうまい人の特徴です。昨今は家計簿をつける人が減っているようですが、きちんと家計簿をつけて支出を管理すれば、余計な出費をしなくなるのでおすすめです。

家計簿をつけるのが面倒だという人も、近年はスマホで簡単に家計簿をつけられるアプリも多数存在します。誰でも直感的な操作で収入・支出を管理できるので、この機会に導入を検討してみましょう。

ポイントを有効活用している

お金の使い方がうまい人は、買い物の際に付与されたポイントや、クレジットカードの特典などを有効活用しています。ポイントの還元率を把握しておけば、普通に買い物をするよりも安く購入できる機会が増えるのでおすすめです。

特に最近はスマホを使ってポイント管理ができるようになっているので、ゲーム感覚で楽しみながらポイントを活用できます。貯めたポイントをクレジットカードや公共料金の支払いなどに使える場合もあるので、積極的に利用しましょう。

自己投資にはどんな方法がある?

余計な出費を減らして、自分にとって価値のあるものにお金を使うのも大事ですが、自己投資にお金をかけるのも、将来安定した生活を送るために役立ちます。有効な自己投資として、具体的にどのようなものがあるでしょうか。

健康のためにお金を使う

適度に運動したり、身体によいものを食べたりするなど、健康のためにお金を使うのは自己投資の一種です。

例えば、ジムに通うための費用や、人間ドックの費用、足りない栄養分を補うサプリメントの購入費用などは、自己投資のお金に分類できます。

健康が損なわれると十分に働けなくなったり、通院・入院のための出費が増えたりする可能性があるので、健康維持のためにある程度のお金を使うことは推奨されるべきでしょう。

人間関係のためにお金を使う

良好な人間関係は人生の質の向上をもたらし、仕事やプライベートの充実につながります。したがって、豊かな人間関係を構築するために使うお金も、立派な自己投資とみなせます。

人によって判断は分かれるところですが、職場の同僚と定期的に飲みに行く費用は、良好な関係を築くことで仕事のパフォーマンス向上につながるならば、自己投資とみなせるでしょう。

あるいは、人脈構築のためにオンラインサロンに参加したり、定期的にセミナーを受講したりするのも、人間関係のためにお金を使っているといえます。

キャリアアップのためにお金を使う

将来のキャリアアップのために使うお金も、自己投資の一種です。新しい仕事にチャレンジするために資格を取得したり、通信制の大学に入学したりする人もいます。一時的に休職して海外留学するのも、自己投資といえるでしょう。

また、多額のお金をかけなくても、自分の仕事に関係する書籍を購入したり、副業のためにパソコンなどの機材を購入したりするのも、自分の理想のキャリアを歩むための投資です。

投資によるお金の使い道

ここまで自己投資について解説してきましたが、本来投資といえば、株式や債券などの金融商品の購入を指す場合が多いでしょう。本来の意味での投資に対するお金の使い方を紹介します。

積立投資で資産を形成する

金融商品には株式や国債、投資信託など、さまざまな種類があります。特に株式は結果的に損をしてしまうリスクも決して低くはないため、購入を尻込みしている人もいるでしょう。

金融商品のリスクが気になる人は、積立投資での資産形成がおすすめです。例えば近年注目されている『つみたてNISA』は、少額から投資信託による長期投資が可能で、ほかの金融商品に比べて元本割れのリスクもかなり低いといえます。

投資によって得られる分配金や譲渡益などが非課税対象となっており、投資額の上限は決まっているものの、安定した運用ができます。投資可能期間は2018年から2042年と限られているため、できるだけ早く始めたほうがよいでしょう。

まずは少額から投資を始めてみる

投資といえば、多額の資金を運用するイメージを持っている人も多いようですが、近年は数百円からできる少額投資も注目されています。

つみたてNISAに限らず、比較的安定した収益を望める投資信託もあるので、興味のある人は少額からでも投資を始めてみましょう。

少額から始めて、運用しながら徐々に投資資金を増やしていけば、数年後にはかなりの資産になるはずです。できるだけ小規模に始めて、投資について勉強しながら資産運用を始めてみましょう。

資産運用サービスの『トラノコ』ならば、毎月5円から無理なく簡単に分散投資が可能です。毎月決まった額をコツコツ投資する積立投資も、お買い物の端数を投資に回すおつり投資もnanacoポイントやANAマイルでのポイント投資も可能。独自のトラノコポイントを獲得する機会もあるので、特に投資が初めての人におすすめできます。

おつり投資アプリ「トラノコ」

まとめ

賢いお金の使い方とはどういうものか、具体例を挙げながら見てきました。端的にいえば、消費を減らして投資にお金を使うのが賢いお金の使い方です。

株式や債券、投資信託などが投資対象として挙げられますが、自分の健康やキャリアアップのためにお金を使うのも、自己投資として推奨されます。

銀行口座にお金を貯めておくだけでなく、積極的に投資に回せば、将来的に多くのリターンを得られます。無駄遣いを避けながら、賢いお金の使い方を身に付けることで、安定した生活を実現できるでしょう。

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