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大学生の貯金平均額はいくら?貯金の用途や貯め方とあわせて解説

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大学生の貯金平均額はいくらなのでしょうか?1カ月の貯金額を知り、貯金に取り組みましょう。アルバイトでお金を稼ぎ、節約で支出を減らせば貯金しやすくなります。お金を増やす投資についてもチェックしましょう。着実に貯められるコツも紹介します。

大学生の1カ月の平均貯金額はいくら?

貯金を始めたいと思っても、いくら貯金すればよいのか分からないという人もいるかもしれません。まずは大学生の1カ月の平均貯金額を見ていきましょう。毎月の貯金額の参考にしてください。

1カ月あたりの貯金額

全国大学生協連が行った『第56回学生生活実態調査の概要報告』によると、大学生の1カ月あたりの平均貯金額は下記の通りです。

  • 自宅生:1万9610円
  • 下宿生:1万2990円

上記の金額から全体の平均を試算すると1万6300円となります。また増やしたい費目は『貯金』が最も多い結果となっており、「貯金したい」と考えている大学生が多いことがうかがえます。

参考:第56回学生生活実態調査の概要報告|全国大学生協連

大学生は貯金した方がよい?


大学生の1か月当たりの平均貯金額は1万6300円と分かりました。コツコツ貯金していれば、そのお金で大学生活をより充実させられます。一生ものの経験をできる可能性もあるでしょう。

また就活に必要なお金を貯められるため、納得できるまでじっくり取り組めるはずです。病気やけがのときの安心にもつながります。

大学生活を充実させるため

充実した大学生活を送るには、お金があると役立ちます。例えば海外留学のチャンスがめぐってきたときに、貯金があれば迷わず応募できるでしょう。

資格取得のための勉強をしたいと思ったとき、貯金があればスクールに通ったり講座を受けたりして効果的に学べます。学びの質が高まれば、結果も出やすいはずです。

また大学生活には遊びも欠かせません。長期休暇を活用して友達と旅行を計画するときにも、貯金があれば参加できます。

お金をかけずに大学生活を満喫する方法ももちろんあるでしょう。そこに加えて十分な貯金があれば、さらに楽しめる範囲が広がります。

就活にもお金がかかる

3年生の後期が始まる頃から、徐々に就活が始まります。就活は費用がかかるものです。スーツ代や靴代などはもちろん、面接会場に行くための交通費や宿泊費、面接や説明会の合間の食費などもかかります。

アルバイトをする時間がなくなるため、定期的な収入も減ってしまうでしょう。貯金を取り崩しながら就活に取り組むしかない時期も出てくるはずです。

このようなタイミングで貯金がまったくない状態では、安心して就活に専念できません。納得のいくまで取り組みたいと思っても、就活が長引きアルバイト代がなければ、生活に支障をきたす恐れもあります。

万が一に備えて

病気やけがのリスクは誰にでもあります。保険証を使えば負担額を抑えられますが、0円にはなりません。体調が悪くなったとしても、医療費を負担に感じ病院に行けない場合も出てくるでしょう。

このようなときでも、貯金があれば医療費を貯金で支払えるため、安心して病院に行けます。また入院中や自宅療養中にアルバイトができず収入が減っても、貯金で生活費の補填が可能です。

日頃から備えていれば、万が一のときも安心です。

大学生がお金を貯める方法

大学生がお金を貯める方法は複数あります。代表的な『アルバイト』『節約』『副業』『投資』についてチェックしましょう。学生でも工夫次第で貯金を続けられます。

アルバイトで稼ぐ

貯金をしたいなら、まずはアルバイトでお金を稼ぐ方法があります。求人サイトをチェックすると、学生向けのさまざまなアルバイトがあるため、大学と両立しやすいものを選びましょう。

授業で忙しくアルバイトができないなら、夏休みや冬休みといった長期休暇に集中的に働く『短期バイト』がおすすめです。

また平日は夕方しか働けないけれど週末は1日働けるというなら、平日の短時間バイトと週末の長時間バイトを『かけもち』するとよいかもしれません。

時給の高い『塾講師』や『家庭教師』『深夜バイト』を中心に働くのも効率的です。時間に余裕があるなら、アルバイト先へシフトを多めに入れてもらえないかお願いしてみましょう。

節約につながるまかない付きのアルバイトもおすすめです。

節約で出費を減らす

たくさん稼いでいても、その分使っていてはお金は貯まりません。少額でも余計なお金を使わないよう『節約』を意識すれば、貯金につながります。

コンビニに入るとつい買い物をしてしまうという人も多いでしょう。魅力的な新商品や限定商品を我慢できないなら、コンビニを使わないのも一つの方法です。数百円ほどの出費でも、1カ月分我慢すれば数千円の節約につながります。

スマホを『格安SIM』に乗り換えるのもおすすめです。現在の契約プランによっては、大幅にスマホ代を抑えられます。

副業で収入を増やす

副業に取り組むのもおすすめです。お金をより多く稼げれば、その分多く貯金できます。自宅にいながらパソコン一つでできる副業もあるため、アルバイトと組み合わせてもよいでしょう。代表的な副業は下記の通りです。

  • Webライター
  • プログラマー
  • 翻訳
  • データ入力
  • ネットショップ運営
  • 覆面調査
  • 美容モニター

学生が取り組むなら、副業は安全性を重視して選びましょう。多額の初期費用が必要な副業は始めるハードルが高く、学生には向いていません。

投資でお金を増やす

お金を増やす選択肢として『投資』にチャレンジするのもおすすめです。中には数百円で買える投資信託を扱う証券会社もあるため、現時点でまとまった資金がなくても始められます。

投資をするには金融機関に口座がなければいけません。投資口座は成人であれば、誰でも開設できるという会社がほとんどです。

大学生でもまだ未成年の場合、投資口座を作れるか否かは会社ごとに異なります。開設できる場合でも、親権者の同意書や住民票などの提出が必要です。そのため投資口座の開設については、まずは親に相談しましょう。

大学生が貯金するコツ

たくさん稼げば自動的にお金が貯まるわけではありません。効果的に貯金をするならコツを押さえましょう。『目標』の設定や『先取り貯金』『収支の把握』が効果的です。

目標と理由を設定する

貯金に取り組むときには、明確な『目標』と『理由』を設定しましょう。例えば『6カ月後までに10万円貯めて旅行に行く』と決めます。はっきりした目標があれば、具体的に何をすべきか分かるのもポイントです。

この例であれば、1カ月に1万7000円ずつ貯めれば、6カ月目には目標金額の10万円を貯められます。楽しい目標のため、貯金そのものもうれしい気持ちで取り組めるでしょう。

またアルバイトができないときのために生活費を確保したいなら、まずは1カ月分の生活費を計算します。仮に1カ月15万円で暮らしている場合、3カ月分の生活費を確保するには45万円貯めなければいけません。

1カ月の貯金額が1万5000円なら2年6カ月で目標金額に到達します。

先取り貯金をする

残ったお金を貯金しようとすると、なかなかお金は貯まりません。そこでアルバイトや副業で稼いだお金が入ってきたら、まず貯金する分を取り分ける『先取り貯金』がおすすめです。

先に貯金する分を取り分けておけば、毎月決まった金額を貯金できます。残ったお金を全て使い切っても貯金できるため、確実な方法です。

収支を把握する

毎月貯金を続けるには、収支の把握も欠かせません。まずは生活に必要な最低限の金額がいくらかを把握しましょう。そこで役立つのが家計簿です。ノートでもよいですし、アプリを使っても構いません。

家計簿アプリなら、レシートを読み取るだけで記録できるものもあり手軽です。収支を把握できたら、使い過ぎている部分がないか見直しましょう。

まず見直すのは、毎月必ず一定の金額がかかる固定費です。例えば家賃やスマホ代が固定費にあたります。家賃を節約するには引っ越しを検討してもよいでしょう。学生寮やシェアハウスなら家賃を抑えられます。

固定費は一度見直すと節約効果がずっと続きます。家賃が6万円から4万円になれば、1カ月につき2万円、1年間で24万円の貯金が可能です。

大学生が始めやすい投資

貯金とあわせて、投資にもチャレンジしてみてもいいでしょう。大学生のうちから投資に取り組めば、時間を味方につけた資産形成が可能です。

学生から投資を始めるメリットは?

投資にはリスクがあります。運用成績次第では元本割れといい、元の金額よりお金が少なくなるかもしれません。このリスクは長期投資により減らすことが可能です。

大学に入学してすぐに投資に取り組めば、仮に65歳まで続けたとして45年以上の長期投資が可能です。投資期間が長くなるほど収益率は安定するといわれており、損失が出るリスクを避けやすくなります。

また、社会の仕組みや流れに意識が向きやすくなるため、就職活動にも役立つでしょう。

学生に有利な「トラノコ学割」

「チャレンジしてみたいけれど初心者には難しそう…」と投資に踏み出せないのなら、『トラノコ』がおすすめです。トラノコは、5円という少額から毎月世界の株式・債券・不動産等の幅広い資産に投資できる資産運用サービスです。

投資先のトラノコ・ファンドは安定重視・バランス重視・リターン重視の3種類から選ぶだけで、初めての投資でも簡単です。

将来のための長期投資を行うには、月々のコストが低いことが長期的に大きく影響します。トラノコは積み上がっていく資産額に対してかかる運用報酬を0.33%と非常に低く抑え、サービス利用料は月額300円と固定するという長期運用にはうってつけのコスト体系です。

さらに学生なら23歳の誕生日を迎えるまで『トラノコ学割』の対象になるため、この月額利用料300円が無料になるので無理なく投資を始めてみることができます。

利用するには、アプリで学校名と学籍番号を入力しましょう。

トラノコ学割

まとめ

大学生の月間平均貯金額は、自宅生1万9610円・下宿生1万2990円・全体平均1万6300円です。充実した大学生活のためにも、就活のためにも、万が一に備えるためにも、貯金が役立ちます。

目標の設定や先取り貯金など、コツを抑えておくと貯まりやすいはずです。お金を貯めるにはアルバイトや副業で稼ぐだけでなく、投資にチャレンジするのもよいでしょう。

大学生のうちに投資を始めれば、長期間かけて安定した収益を得やすくなります。学割で月額利用料300円が無料になるトラノコを使えば、初めてでも簡単に投資にチャレンジできるでしょう。

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