ゴールデンウィーク(GW)におすすめ!家族で学ぶ防災ウォーキング
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ゴールデンウィーク(GW)は、家族での外出やレジャーに最適な時期です。まだ予定が決まっていない場合は、家族で「防災ウォーキング」に挑戦してみませんか?楽しみながら防災意識を高めることができるため、家族での活動におすすめです。
この記事では、防災ウォーキングの目的や必要な準備、実施のポイントについて詳しく解説します。
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防災ウォーキングとは?
防災ウォーキングとは、地震や台風などの災害時に安全に避難できるよう、自宅から避難場所までの経路や周辺環境を家族で歩いて確認する活動です。「防災ウォーク」「防災さんぽ」と呼ばれることもあります。
普段は何気なく歩いている道でも、災害時には歩行困難となる場所や危険な場所があるかもしれません。自然災害はいつ発生するか予測できないため、防災意識を高めるための取り組みとして防災ウォーキングが注目されています。
防災ウォーキングの目的
防災ウォーキングの主な目的は次の2つです。
- 災害時の避難場所を確認する
- 避難経路を確認する
災害時の避難場所は、「緊急避難場所」と「避難所」の2つに分かれます。
- 緊急避難場所:災害時に一時的に避難する場所(公園、河川敷など)
- 避難所:災害で自宅での生活が困難になったときに避難生活をする場所
防災ウォーキングでは、緊急避難場所と避難所まで歩いて実際の位置を確認します。緊急避難場所や避難所の場所はハザードマップに掲載されています。
また、安全な避難経路を実際に歩いて確認することも、防災ウォーキングの目的の一つです。具体的には、「倒壊の恐れがあるブロック塀」「夜間に見えづらい側溝(そっこう)」などを確認します。安全な避難経路を複数確保しておけば、万が一の際にも柔軟に対応できるでしょう。
ゴールデンウィークに防災ウォーキングをおすすめする理由
GWは、家族で防災ウォーキングを体験する絶好の機会です。ここでは、おすすめする理由を紹介していきます。
長期休暇を有効活用できる
GWのような長期休暇であれば、普段は忙しい人でもまとまった時間を取りやすいでしょう。家族みんなで防災ウォーキングを体験することで、GWを有効活用できます。
天候が安定しておりウォーキングに最適
GWは温暖で過ごしやすい日が多く、ウォーキングに最適です。気候の良い時期に、家族みんなで気持ちよく防災ウォーキングを体験できるでしょう。ただし、天候が悪いときに災害が起こる可能性があることを想定して行うことが大切です。
防災意識を高めるきっかけになる
防災ウォーキングは家族みんなで防災について話し合い、意識を高める良い機会となります。災害はいつ発生するかわかりません。家族で災害への備えを共有し、協力して安全を確保する意識を持つことで、いざというときの対応力を高めることができます。
防災ウォーキングに必要な準備は?
防災ウォーキングを安全かつ効果的に行うには、事前の準備が重要です。ここでは、防災ウォーキングの実施に必要な準備について説明します。
ルートと所要時間の計画を立てる
まずは地図やハザードマップで最寄りの避難所の位置を確認し、実際に歩くルートを決めましょう。地図アプリのナビゲーションサービスなどを活用し、どのぐらいの時間で到達できるのかを把握しておくことが重要です。
実際には災害時に役立つ場所や危険な場所などを確認しながら歩くため、所要時間は少し余裕を持たせておくとよいでしょう。
持ち物を用意する
防災ウォーキングを行うときは、以下の持ち物を準備しましょう。
持ち物 | 用途・目的 |
自宅周辺の地図 | 自宅から避難所までの経路を確認する |
ハザードマップ | 災害リスクの高い地域、避難所の位置を確認する |
筆記用具 | 気づいた点を記録する |
飲み物・軽食 | 体力維持・熱中症対策として |
動きやすい服装・靴 | 疲労軽減 |
雨具(カッパ) | 両手を自由に使えるようにする |
避難グッズ | 最低限の非常用品を持っていく |
ハザードマップは、自治体の窓口やホームページで入手できます。荷物はリュックに入れて、両手を自由に使えるようにすることが重要です。災害時の避難を想定して、懐中電灯や救急セット、タオル、軍手、スマホの充電器などの避難グッズも用意しておきましょう。
防災ウォーキングを行うときのポイント
防災ウォーキングをより有意義なものにするために、以下のポイントを意識して取り組みましょう。
避難所までの所要時間を測る
実際に歩いてみて、避難所までの所要時間を計測しましょう。災害時には迅速に避難する必要があります。地図上の時間だけでなく、実際の時間を把握することで、より具体的な避難計画を立てることができます。。
避難経路の危険な場所を確認する
ハザードマップなどを参考に、避難経路上の危険な場所を確認しましょう。普段は気にならない場所でも、災害時には危険な場所になる可能性があります。
歩道の段差、狭い道、ブロック塀など、ハザードマップではわからない場所はメモをして、後で確認できるようにしておくとよいでしょう。
テーマを決めて行う
防災ウォーキングは、災害の種類(地震、水害、火災など)や時間帯(早朝、昼間、夕方、夜間)などを想定し、テーマを決めて行うとより実践的な訓練となります。たとえば、「早朝に地震が発生したケース」「水害で夜間に避難するケース」といった具合です。
より具体的なテーマを設定することで、防災ウォーキングの効果を高めることができます。
天候に関係なく予定通り実施する
被災時に雨が降っている可能性もあります。防災ウォーキングの日時を決めたら、基本的には天候に関係なく実施しましょう。ただし、無理のない範囲で行うことが大切です。
防災ウォーキング実施後の振り返り
万が一災害が起こったときに備えて、防災ウォーキングが終わったら家族で振り返りを行いましょう。ここでは、振り返る際のポイントを紹介します。
気づいたことや改善点を家族で話し合う
防災ウォーキングで気づいたことや改善点を家族で話し合い、共有しましょう。課題や改善点が見つかれば、今後の対策に役立ちます。やってみた感想やよかったことを伝え合うだけでも、防災意識を高めることができるでしょう。
メモや写真などを残しておく
防災ウォーキングの記録として、メモや写真を残しておきましょう。日時、ルート、所要時間、気づいたことなどを記録しておくと、次回の防災ウォーキングや災害時の避難に役立ちます。色別のシールを貼るなどして、オリジナルの防災マップを作成するのもおすすめです。
定期的に実施するとより効果的
防災ウォーキングは一度だけでなく、定期的に実施するとより効果的です。定期的に行うことで、地域の変化や新たな危険箇所に気づくことができます。GW以外の長期休暇、週末などをうまく利用しましょう。毎回テーマや時間帯を変えるのも有効です。
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まとめ
防災ウォーキングは、家族みんなで楽しく防災について学べる良い機会です。災害時の避難場所や安全な避難経路、持ち物などを確認しておくことで防災意識を高めることができます。GWを利用して、家族で防災ウォーキングを体験してみてはいかがでしょうか。